猫を家族に迎える際の方法はさまざま。なかには、外で暮らす猫を保護してお迎えしたという人もいるでしょう。
【調査】外で暮らしている猫を保護した経験はありますか?

引用元:
外で暮らしている猫を保護した経験に関するアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)
ねこのきもちWEB MAGAZINEは、 飼い主さん239名に「外で暮らしている猫を保護した経験はあるか」というアンケート調査を実施。
すると、今回の調査では飼い主さんの約6割が「保護した経験アリ」だとわかりました。
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【体験談】どのような場所にいた猫を、どんなふうに保護した?
飼い主さんたちは、どのような場所にいた猫をどんなふうに保護したのでしょうか。当時のエピソードをうかがいました。
庭など、自宅の敷地内で
- 「庭に生まれて間もない子猫4匹と一緒に野良猫が引越してきました。しばらく様子を見ていたら、2週間ほどして1匹だけ残して、引っ越してしまいました。カラスが狙っている感じだったので保護しました」
- 「ある日、急に我が家の庭に現れ、数日間毎日通ってきて『ニャー! ニャー!』と鳴いて家の中に入りたがった。そのまま居着いてすんなり家に入り、室内飼いのうちのコになりました」
- 「庭の裏で鳴いている子猫を発見。2日くらい様子を見たが、親らしき猫が現れないので保護しました」
- 「屋根裏に野良ちゃんが子猫を産んでそのままいなくなったので、子猫を2回保護したことあります。そのまま飼いました」
- 「家の駐車場によく来る野良猫を捕獲器を使って保護し、その後は妹が引き取り飼いました。北海道で冬は氷点下になるので、雪が降る前に捕獲できてよかったです」
- 「たまたま自宅の縁の下に住み着いていたコ。なので、そこから逃げないように餌付けをして、じわじわ距離を詰めていって保護した」
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【獣医師解説】外で暮らしている猫を見つけて保護した際の対応、保護猫と暮らす際の心得は
外で暮らしている猫を見つけて保護する際、まずどのような対応をするのが好ましいのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「外で暮らしている猫を見つけて保護する場合、ダンボールやクレートなどにタオルを敷いて保護し、動物病院へ連れていって健康チェックや必要な検査を受けましょう。
保護した際に猫に下記のような様子が見られる場合は、緊急性のある状態です。
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・足を引きずったり、動き方がおかしい
・出血が止まらない
・元気、食欲がない
・呼吸が速い
すぐに動物病院を受診しましょう」
猫を保護してお迎えするときに心得ておきたいこと
岡本先生:
「動物病院で猫の健康状態などを確認したあとの流れですが、家で保護して一緒に暮らしていくのか、それとも里親を探すかを決めるのが一般的かと思います。
動物病院で猫の推定年齢を確認したら、年齢や健康状態に合った必要なグッズ(食事やケージ、爪とぎなど)を用意しましょう。
保護した猫を家族に迎え入れる際、とくに成猫は家の環境や人に慣れるまでに時間がかかる可能性があることを、十分に理解してください」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『外で暮らしている猫を保護した経験に関するアンケート』
※アンケートは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年8月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ
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