こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
しかし後遺症が残り、野良猫として生きていくことができなくなった、たまちゃん。
そんな猫様をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
続きを読む
ハンガーに揺れる「魅惑のターゲット」
ここ最近、ありがたいことにフォーマルな場面にお呼ばれすることが増えまして……。
普段はTシャツとデニム(あるいは24時間部屋着)で過ごしているおかーさんですが、さすがにそれでは失礼というもの。
数ヶ月前、思い切って新調したのです。割としっかり目なジャケットを。
「もうアラフォーだし、いいものを」と、おかーさんにしては奮発した、ちゃんとした一着です。
そんなジャケットを着て出掛けていた、ある日のこと。
帰宅後、いつものように壁のフックへサッと掛け、その場を少し離れたその瞬間でした。
ゆらり、と揺れるジャケットの裾。
それを見た我が家の猫の目が、カッと見開かれます。
「あ、やばい。ロックオンされた」
嫌な予感がした時にはもう遅く、目にも留まらぬスピードでシュバッッ!!と大ジャンプ。
そのままジャケットにしがみつき、重力に従ってビリビリと下に落下するたまちゃん。
おかーさんは確信しました。完全に、やられたと。
続きを読む
被告人は無罪、罪は人間にあり
「ちょっと何してくれてんの〜〜!!」と叫びそうになるのを、必死でぐっと飲み込む私。
たまちゃんに、悪意なんて微塵もありません。
そう、冷静に考えれば悪いのは100%私なのです。
「猫のジャンプが届く高さにハンガー掛けした私が悪い」
「そもそも猫に傷つけられて困るような服を買った私が悪い」
裁判を開くまでもなく、被告(猫)には即座に無罪判決が下されました。
すべての過失は原告(人間)の管理不足にあるという、身も蓋もない現実が突きつけられた瞬間でした。
続きを読む
行き場のない感情のゆくえ
怒るに怒れず、悲しむにも自業自得。
行き場を失った私の感情は、ポカンと開いたジャケットの穴を見つめながら、ただただフリーズするしかありません。
「……うん、まあ……逆に通気性が良くなった、かな?」
無理やりポジティブに解釈しようとするものの、じわじわと込み上げてくるシュールな可笑しさ。
当の本人(猫)は、何事もなかったかのように毛づくろいを始めるのでありました。
続きを読む
たまちゃん本日の一言
そうやで。全ては人間のせいやで。
tamtam プロフィール
動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111
記事一覧に戻る