夜、布団に入ると愛猫が決まって同じ人のそばにやって来ることはありませんか。
今回は、猫が添い寝する人を選ぶ理由や気をつけたいサインなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に伺いました。
夜になると特定の人に寄り添うのはなぜ?
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引用元:
ねこ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
就寝時間になるとさっと寝室へ向かい、いつも同じ人の布団に入る猫もいます。これは、その人に対して安心感や信頼を抱いているサインのひとつと考えられています。
猫は警戒心が強い動物のため、無防備になる睡眠の時間を誰のそばで過ごすかはとても重要です。日頃からよくお世話をしている人や、落ち着いた声や動きで接してくれる人を「安心できる存在」と認識している場合があります。
また、一緒に眠る人の温もりや寝心地などの心地よさが影響することもあるようです。
必ずしも「一番好きな人=添い寝する人」と単純に決まるわけではない点も知っておきたいですね。
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「自分は好かれていない?」という誤解も
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添い寝されない飼い主さんのなかには、「自分はあまり好かれていないのでは」と落ち込んでしまう人もいるかもしれません。しかし、猫の愛情表現はひとつではありません。
① 日中にあとをついてくる
② ひざに乗ってくる
③ 目が合うとゆっくりまばたきをする
このような行動も、信頼や好意のサインと考えられています。夜に添い寝をしてくれないからといって、気持ちが薄いとは限らないのです。
猫は状況や気分によって行動を選ぶ動物でもあります。その日の室温や体調、寝室の環境によって、そばに行く相手が変わるケースもあります。
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心配しなくてよいケースと注意したい変化
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基本的に、特定の人に添い寝する行動は問題のないことが多いとされています。安心できる場所を選んでいる可能性が高いため、無理に引き離す必要はないでしょう。
一方で、これまで添い寝をしていたのに急に誰のそばにも来なくなった、落ち着きなく寝場所を変えるようになったなどの変化が見られる場合は注意が必要です。体調不良や環境のストレスが関係していることも考えられます。
食欲、元気、日常の行動の変化がないかどうか、あわせて観察することが大切です。気になる変化が続くときは、早めに動物病院へ相談することも検討しましょう。
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飼い主さんができること
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愛猫が安心して眠れる環境を整えることが、なによりのサポートになります。寝室を静かに保ち、急に大きな音を立てないよう配慮するだけでも、猫の安心感は高まります。
また、添い寝する相手に偏りがあっても、ほかの時間帯でたっぷりコミュニケーションをとることが大切です。遊びやスキンシップを通じて信頼関係を深めていけば、猫の行動が変わるかもしれません。
夜になると特定の人に寄り添うのは、その猫なりの安心のかたちといえます。たとえ選ばれなくても、日常生活のふれあいの中で愛情をはぐくむことは可能です。
愛猫の選択を尊重しつつ、温かく見守っていきたいですね。
文/ねこのきもちWeb編集室 監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
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