夜、布団に入ると愛猫もそばに来てくれるけれど、昨日は足元、今日は枕元、また別の日はおなかの横と、寝る位置が違うことはありませんか。一緒に寝ているときのこの変化に、何か意味があるのではと気になる飼い主さんもいるでしょう。
今回は、猫が寝る位置を変える理由や見極めのポイントなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に伺いました。
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日によって寝る位置が変わるのは自然なこと
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ねこ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
布団に入った飼い主さんの足元で丸くなったり、胸元にぴったり寄り添ったりと、猫の寝る位置はさまざまです。一緒に寝ているのに場所が安定しないと、不思議に思うかもしれません。
猫はそのときの体温や室温、布団の状態などを敏感に感じ取り、より快適な場所を選んでいると考えられています。寒い日は飼い主さんの温もりを感じられる場所で、暑い日は少し距離をとった位置に移動することもあるようです。
寝る位置が変わるのは、必ずしも気持ちの変化を意味するわけではなく、寝心地を優先した選択である場合も多いといわれています。
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距離の変化に込められた気持ちとは
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枕元に来て顔の近くで眠る日もあれば、足元で静かに丸くなる日もあります。この違いに、愛情の強さの差があるのではと心配する飼い主さんもいるでしょう。
しかし、猫の安心の形はひとつではありません。
① 体の一部が触れることで得られる安心
② 同じ布団にいることで得られる安心
③ 離れた場所から周囲を見渡すことで得られる安心
どの安心を優先するかは、猫の性格やその日の気分や環境によって変化すると考えられます。距離が少しあるからと言って信頼が薄れているとは限らないのです。
むしろ、同じ空間で眠ろうとすること自体が、安心しているサインのひとつといえるでしょう。
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普段と様子が異なる場合は注意して
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これまでと違う位置で寝るようになっても、元気や食欲に変化がなければ大きな問題ではないでしょう。成長や季節の変化によって、好む場所が変わることもあります。
一方で、急に一緒に寝なくなったり、落ち着きなく何度も場所を変えたり、普段と様子が異なる場合は注意が必要です。体に痛みや違和感があり、触れられるのを避けている可能性も考えられます。
そのほか、呼吸が荒い、眠りが浅い様子が続くなどの変化が見られるときは、早めに動物病院を受診することが安心につながります。
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愛猫がどの位置を選んでいるのかを観察してみて
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まずは、愛猫がどの位置を選んでいるのかを観察してみましょう。室温や布団の素材、エアコンの風向きなど、環境との関係が見えてくることもあります。
寝る位置が変わっても無理に移動させず、猫の気持ちを尊重することが大切です。寝床を快適にするアイディアとして、毛布を追加したり、ベッドの横にクッションを置いたりして選択肢を増やす方法もあります。
一緒に寝ているときに位置が違うのは、その日そのときの心地よさを求めた結果であることが多いようです。大きな体調変化がなければ、過度に心配する必要はないでしょう。
愛猫なりのこだわりとして受け止め、安心できる時間を重ねていきたいですね。
文/ねこのきもちWeb編集室 監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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