ソファでくつろいでいると、愛猫がトコトコ歩いてきて体や足の上を平気で踏んでいくこと、ありませんか? かわいい反面、地味に痛かったり、なぜそこを通るのと疑問に思ったりしますよね。
今回は、猫が人を踏む理由や、困ったときの対応などについて、ねこのきもち獣医師相談室の原先生に伺いました。
猫が人を踏むのは「通り道」や「確認行動」のことがある

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ねこ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
猫が歩いてくるときに人を踏むのは、単純に「そこが近道」になっている場合があります。猫にとっては、床と同じ感覚でルートの一部になっていることもあるようです。特に、飼い主さんが横になっていると、部屋の景色が変わり、猫の中で通りやすい道として認識されることがあります。
また、踏む直前にこちらを見たり、近くで立ち止まったりするなら、飼い主さんの反応を確かめている可能性も。視線や距離を測りながら近づき、軽く足を置くように踏んで通るのは、安心できる相手かどうかを確認するコミュニケーションの一部になっている場合もあります。
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よくある誤解:「踏む=意地悪」ではないことが多い

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飼い主さんは痛いと感じると、わざと踏まれたと思ってしまいがちです。けれど猫の行動は、人を困らせることが目的ではありません。
猫は自分のペースで動き、確かめ、通りたい場所を選びます。その結果として飼い主さんの体の上を通ってしまうことがあるのです。
一方で、踏んだあとに鳴く、顔をのぞき込む、前足でちょいちょいするなどが続く場合は、構ってほしい、気づいてほしいなどの要求が混じっていることもあります。
踏む行動だけで判断せず、その前後のしぐさを合わせて見ると、猫の意図が読み取りやすくなりますよ。
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心配しなくてよいケースと注意が必要なケース

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心配しなくてよいのは、踏んで通ったあとも猫が普段通りに過ごし、食欲や排泄、睡眠の様子に変化がないケースです。飼い主さんが動いても落ち着いており、踏む強さも軽いなら、日常の癖として定着している可能性があります。
注意が必要なのは、踏み方が急に強くなった、触れられるのを嫌がるようになった、元気や食欲が落ちたなど、体調面の変化が同時に見られる場合です。また、夜中に何度も踏みに来て落ち着かない、興奮して噛みつくような行動が増えたなど、生活リズムの乱れが目立つときも、ストレスや環境の変化が関係していることがあります。気になる状態が続く場合は、早めに動物病院に相談すると安心です。
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踏まれて痛いときの対処と予防

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踏まれたくないときは、猫の気持ちを尊重しつつ、通り道を変える工夫が現実的です。次の方法を試してみてください。
①猫が通りやすい別ルートを作ってみる
②体の上を通りそうなときは、手でそっとガードして足元に誘導してみる
③踏まれたときに大きな声を出さず、静かに体勢を変えてみる
④構ってほしそうなときは短時間だけ遊び、満足したら終える
⑤寝る前に軽く遊ぶなど、落ち着く時間を作る
踏まれる行動は、猫が飼い主さんのそばを安心できる場所と感じているからこそ起きる面もあります。痛み対策をしながら、猫が近づいてきたサインとして受け止めらてみるとよいでしょう。
文/ねこのきもちWeb編集室 監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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