静かな部屋の中で、愛猫がトコトコと歩きながら「にゃーん」と鳴いている…そんな光景に心当たりはありませんか?
今回は、猫が部屋の中を鳴きながら歩く理由やそのときの気持ち、飼い主さんにできることについて、ねこのきもち獣医師相談室の原先生に伺いました。
猫が鳴きながら歩くのは、飼い主さんを探している場合も

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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が部屋の中を鳴きながら歩いているとき、最もよくある理由のひとつが「飼い主さんを探している」ケースです。
猫はとても愛着の強い動物で、飼い主さんの姿が見えないと不安になることがあります。特に甘えん坊な性格の猫や、普段から飼い主さんとの距離が近い猫は、離れた時間が少しでも長めに感じられることがあるようです。
日常の中で、例えばお風呂やトイレなどに飼い主さんが移動しただけでも、「どこに行ったの?」と探すように鳴きながら部屋を歩く姿が見られることがあります。
このような行動は、強い愛情の表れでもあり、「一緒にいたい」という気持ちのサインと考えられています。
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不安やさみしさを伝えていることも

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一方で、猫が鳴きながら歩く背景には「不安やさみしさ」を感じていることもあります。特に、環境の変化があったときや留守番時間が長かった日などは、帰宅後に猫が不安を訴えるように鳴くことがあります。
また、夜間や暗い時間帯にこのような行動が目立つ場合は、静けさの中で不安感が強くなっている可能性も。
飼い主さんの声がけや軽いスキンシップで安心する猫も多いため、名前を呼んであげたり、少し撫でてあげるなどの対応が有効です。
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鳴き声や行動に変化がある場合は要注意

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いつもと違うトーンで鳴く、しきりに落ち着きなく歩き回る、何かをじっと見つめているなど、普段と異なる様子が見られる場合は注意が必要です。
体調不良や認知機能の変化、発情期の影響など、体や心に原因があるケースもあるためです。
例えば、高齢猫の場合は「認知症」の兆候として、目的なく鳴きながら歩く行動が見られることもあるといわれています。また、若い猫でもケガや病気による不快感から落ち着かなくなることがあります。
いつもと違う行動が数日続く、他の変化も見られる場合には、早めに動物病院を受診しましょう。
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飼い主さんができることは?

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猫が鳴きながら歩く様子に気づいたとき、まずは落ち着いた声で名前を呼びかけてあげるとよいでしょう。
それだけで安心して鳴き止む猫も多く、「探してたよ!」と言わんばかりに近寄ってくることもあります。
また、部屋の中で猫が安心して過ごせる居場所を整えてあげることも大切です。お気に入りの毛布やおもちゃ、飼い主さんのにおいがついたものなどを置くことで、猫の安心感につながります。
一方で、過剰な不安や異変が見られる場合は、無理に構わず様子を記録し、必要に応じて獣医師に相談しましょう。
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行動の背景を理解すれば安心に

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猫が部屋の中を鳴きながら歩く行動には、さまざまな理由が隠れていますが、多くの場合は飼い主さんへの愛情や安心を求める気持ちが込められているようです。
不安や誤解をそのままにせず、行動の背景を知ることで、飼い主さんも猫もより穏やかに過ごせるようになるかもしれません。
文/ねこのきもちWeb編集室 監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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