家の中で歩いていると、愛猫が近づいてきておでこをコツンと当ててくることはありませんか?
かわいくてうれしい反面、これは甘えているのかな、それとも別の意味があるのかなと気になる飼い主さんもいるかもしれません。
今回は、猫が頭突きする理由や、飼い主さんができる接し方などについて、ねこのきもち獣医師相談室の原先生に伺いました。
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頭突きは好意や安心感の表れとして見られることがある

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ねこ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
猫の頭突きは、飼い主さんに近づいたときのコミュニケーションのひとつとして見られる場合があります。自分から距離を詰めてくる行動は、相手に対して安心しているサインと考えられます。
飼い主さんの足元でスリスリしながら頭突きをする、顔の近くにおでこを寄せてくるなどは、甘えたい気持ちや親しみの表現として起こることもあるようです。
また、猫は体をこすりつけるように接触することがあります。頭突きもその延長として、飼い主さんに自分の存在を伝えたり、落ち着ける相手だと確かめたりしている可能性があります。
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「頭突き=必ずなでてほしい」とは限らない

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猫から頭突きをされたら、飼い主さんは反射的になでたくなりますよね。けれど、頭突きの直後に長時間なで続けると、猫によっては急に離れたり、手をよけたりすることがあります。これは、その猫にとって触られる許容量を超えたからです。
また、頭突きが強めのときは、テンションが上がっている、早く気づいてほしいなど、要求が混じるケースもあります。甘えのサインに見えても、猫はその場の目的に合わせて行動していることがあるため、頭突きの前後の様子を一緒に見て、何を求めているのか知ることが大切です。
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心配しなくてよいケースと注意が必要なケース

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頭突きのあとに機嫌よくスリスリする、体がやわらかくリラックスしている、食欲や排泄も普段通りであるなど、日常の様子が安定している場合は、心配しなくても大丈夫です。飼い主さんが座ったときや帰宅したときなど、決まった場面で繰り返すなら、習慣的なあいさつになっている可能性もあります。
注意が必要なのは、頭突きというより頭を押しつけて動かない、ふらつく、元気や食欲が落ちるなど、行動や体調の変化が同時に見られる場合です。普段と違う様子が続くときは、早めに動物病院に受診しましょう。
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飼い主さんができる上手な受け止め方と、距離を縮めるコツ

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頭突きをされたときは、猫のペースを尊重しながら短く返すのがポイントです。次の対応が役立ちます。
①まずは声をかけて存在に気づいたことを伝える
②なでるなら短時間で、顔まわりやあご下などから反応を見る
③猫が離れたら追わず、満足した合図として受け止める
④足元での頭突きは踏まないように動きを止め、危険を減らす
⑤頭突きのあとに要求がありそうなら、トイレや水、遊びの時間など環境を確認する
頭突きは、飼い主さんに安心して近づける関係ができているサインのひとつと考えられます。さりげないしぐさに目を向けることで、猫との距離は自然とぐっと近づいていくかもしれません。
文/ねこのきもちWeb編集室 監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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