愛猫の“深夜の運動会”に悩む飼い主さんは少なくありませんが、猫との「遊び」を増やすことで、運動会の回数を減らせる可能性があります。
今回は、猫の運動会を軽減・予防するための「遊び」について、獣医師の椎木亜都子先生にお話を伺いました。
“深夜の運動会” 原因は運動&刺激不足かも
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引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
野生の猫は自分で獲物を捕まえる必要があるため、自然に体を動かし、多くの外的刺激を受けています。
一方、完全室内飼いの猫は捕食の必要がなく、動く範囲も室内に限られるため、運動不足や刺激不足となり、ストレスをためやすい傾向があります。
そして、たまったストレスを解消するために、夜中に走り回ったり、飼い主さんを引っかいたりなどの困った行動をしてしまうことがあるのです。
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“運動会”の軽減・予防には適度な運動と刺激を
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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
前述の困った行動を、軽減または予防するためには、適度な運動と刺激を与えることが必要です。
その手段として有効なのが、「遊び」です。「5分遊んで、5分休み、再び5分遊ぶ」の15分の遊びを1日に1セット行うことを最低限の目安としましょう。できれば、2~3セット行うのが理想です。
複数セット行う場合は、セットの間にも必ず休みを入れてください。遊び好きの猫は、さらにセット数を増やすと充分に捕食欲が満たされるでしょう。
ちなみに、遊びの間に休みをはさむのは、猫の興奮をいったんおさえ、よく休むことで、よく遊べるようにするためです。
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猫の体力や性格に応じて個別に遊ぶ
猫によって体力や性格はさまざまですので、複数飼いの場合は1匹ずつ遊ぶのが理想です。その猫の好きなおもちゃや遊び方を見つけて、根気よく猫と遊ぶことが、困った行動の軽減や予防につながります。
【体験談】遊びを増やして“運動会”を軽減
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ここからは、実際に「遊び」を増やして困りごとを軽減できた飼い主さんの体験談をご紹介。
愛猫(1才・オス)の“深夜の運動会”に困っていた千葉県のKさんにお話を伺いました。
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“運動会”が止まらない!深夜に走り回る愛猫
お迎えしたその日から深夜の運動会を始めたという愛猫。ケージに入れたら鳴き続けたためフリーにしたところ、深夜の運動会が止まらなくなってしまったそうです。
獣医師のアドバイスで遊びを実践・猫だけで遊べるおもちゃも用意
椎木先生から、個別に「15分の遊び(5分遊んで、5分休み、再び5分遊ぶ)」を1日に2セット行う、猫だけで遊べる目新しいおもちゃ(転がすと穴からフードが出るおもちゃなど)を与えてみるというアドバイスを受けたKさん。
1日に2セットのじゃらしおもちゃ遊びのほか、猫だけで遊べる吊り下げおもちゃも設置しました。
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とにかく遊んだら“運動会”の回数が軽減!
とくに吊り下げおもちゃに興味津々で、単独でもよく遊んでいたという愛猫。1週間続けた結果、「遊びの量が増えたせいか、深夜の運動会は多少減ったように思います」とKさん。実践したことがしっかり成果につながったようです。
薄明薄暮性の猫は薄暗い時間帯に行動が活性化する性質があるので、“深夜の運動会”を完全にやめさせることは難しいかもしれませんが、猫にあった遊びを続けることで、運動会の軽減・予防効果が期待できます。
困りごとを未然に防ぐためにも、猫の遊びを見直してみましょう。
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お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師)
参考/「ねこのきもち」2026年3月号『読者が実践!結果はいかに?猫の困りごと解決したいなら「とにかくまず遊ぶ」』
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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