昨日まで自分から寄ってきていた愛猫が、今日は目も合わせず、なでようとしても離れていくことはありませんか。
今回は、猫が急に冷たくなったように見える理由や注意したい変化、見守り方などについて、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に伺いました。
急に冷たく見えるのは気分の変化だけではない

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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫はそのときの気分や体調、周囲の環境によって距離感が変わる動物と考えられています。昨日はひざに乗ってきたのに、今日はひとりで過ごしたがるということもめずらしくありません。
そのため、少し距離をとるようになったからといって、すぐに嫌われたと考える必要はないでしょう。
人が気づいていないだけで、猫にとっては刺激となる物事が影響していることもあるのです。まずは、その日の様子を落ち着いて見守ることが大切です。
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嫌われたわけではないケースも多い

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急にそっけなくされると、飼い主さんとしてはショックを受けてしまうものです。ただ、猫の愛情表現はいつも同じ形で現れるとは限りません。
① 近くにはいるけれど触られたがらない
② 同じ部屋で静かに過ごしている
③ 目が合うとゆっくりまばたきをする
こうした様子が見られるなら、関係が悪くなったというより、その猫なりの落ち着き方を選んでいる可能性があります。飼い主さんを信頼していないわけではないと考えてよいでしょう。
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注意したいのは急な行動変化

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一方で、これまで甘えていた猫が急に隠れるようになったり、触れられるのを強く嫌がったりする場合は注意が必要です。体調不良や痛み、不安が背景にあることも考えられています。
食欲が落ちている、トイレの様子が違う、寝ている時間が極端に増えたなど、ほかの変化もあわせて見てみましょう。
冷たい態度そのものより、普段との違いが続いているかどうかが大切なポイントになります。気になる変化が続くときは、早めに動物病院へ相談すると安心です。
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飼い主さんができる接し方

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こんなときこそ、無理に距離を縮めようとしないことが大切です。抱っこやスキンシップを急に増やすより、猫が安心できる距離を保ちながら接するほうが落ち着きやすい場合があります。
いつもの生活リズムを保ち、静かに声をかけたり、好む遊びを短時間取り入れたりするのもよいでしょう。猫が自分から近づいてきたときに穏やかに応じることで、安心感につながることもあります。
急に態度が冷たくなったように見えても、必ずしも嫌われたサインとは限りません。気分や環境による一時的な変化であることも多いようです。
愛猫の小さなサインを見ながら、焦らず関係を育てていきたいですね。
文/ねこのきもちWeb編集室 監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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