愛猫が2本の後ろ足だけで体を支えて、“立つ”ことはありませんか? その猫らしからぬ姿に愛らしさを感じる方も多いと思いますが、いったいどのような理由で猫は立っているのでしょうか。
今回は、猫が2本足で立つ4つの理由を、哺乳動物学者の今泉忠明先生に教えていただきました。
猫が2本足で立つ理由(1)遠くの様子をよく見るため

引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
本来高所を好む猫は、遠くを見やすい環境で暮らします。しかし、室内で暮らす猫にはそうした場所が少なく、遠くを見ようとして自然に立つことが増える傾向に。
とくに外の様子を確認しようと、窓に寄りかかりながら立ち上がる猫は多く、なかには、猫タワーの上から観察する猫も。また、安全確認のため、音のする方向を確かめようと立つ猫もいるようです。
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猫が2本足で立つ理由(2)前足を自由に使うため

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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の前足は後ろ足よりも指が1本多く、より器用に使いこなせるという特徴があります。
それゆえ、ものをつかむ・引き寄せるなどの細かい行動が可能なのですが、それらは上半身を浮かせたほうが繰り出しやすいことも。おもちゃを捕まえたり、ドアを開けたりするシーンなどで、猫が立つ様子が多く見られるのはそのためです。
なお、外で暮らす猫の場合は、勢いをつけて前足で獲物にアタックをするために、後ろ足だけで体を支えることもあります。
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猫が2本足で立つ理由(3)おねだりや甘えの気持ちから

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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は人との暮らしのなかで自然と立つことを覚えていきますが、じつは飼い主さんの反応も影響しています。
人は猫が2本足で立つと、人の赤ちゃんが立ったときと似た感情を抱いて、つい喜びがち。そのあと、おやつを与えたり、なでたりすると猫はその反応やごほうびを学習し、おねだりしたいときや甘えたいときに積極的に立つようになるのです。
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猫が2本足で立つ理由(4)安定しやすいから

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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
コンパクトで足が短い猫や、中型で骨太な体型の猫の場合、低重心で安定した体勢がとりやすいため、2本足で立ちながら腰を落として、休憩しているような姿になることも。たとえば、マンチカンやスコティッシュフォールドなどの猫種に見られます。
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このように、猫が2本足で立つのには、猫なりの理由があるようです。みなさんの愛猫はどんなときに立ちますか?
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所院長)
参考/「ねこのきもち」2025年9月号『らしからぬ、2本足の姿に、じつはワケあり。スクッと立っちゃう猫』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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