猫と暮らしていると、思わず猫に「ごめんね」と言いたくなる出来事が起こるはず。そんなとき、飼い主さんの気持ちは果たして猫に伝わるのでしょうか?
今回は、飼い主さんの“ごめんねエピソード”を取り上げながら、その対処法を獣医師の椎木亜都子先生に伺いました。まずは、猫に「ごめんね」が伝わるのか、解説していただきます。
猫に「ごめんね」という言葉は通じない!?
.jpg)
引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫と会話はできないので、言葉で猫を慰めることはできません。「ごめんね」と言う飼い主さんの様子から、いつもと違う雰囲気を猫は感じているかもしれませんが、それが猫の慰めになっているかどうかは疑問です。
「ごめんね」を伝えたいという飼い主さんの気持ちはわかりますが、猫の反応から猫がどんな気持ちかを考えて、それに寄り添うように対処することが大切。むしろ、そっとしておくほうが猫と飼い主さんのいい関係を保てることが多いかもしれません。
続きを読む
では、どのように対処すればいいのでしょうか。ここからは、飼い主さんから寄せられた2つの“ごめんねエピソード”をもとに、その善後策をご紹介します。
ごめんねエピソード(1)愛猫の体に携帯電話を落としてしまった
.jpg)
引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「寝る前にベッドで携帯電話を見ていたところ、手がすべって横で寝ていた愛猫の体の上に落としてしまいました。愛猫は一瞬目を覚まして『ん?』という顔をしましたが、また寝に入りました。しばらく愛猫の体をなでながら謝りました」(千葉県・Yさん)
続きを読む
【対処法】猫が不快な様子ならしばらく距離を置いて
「ある出来事に対して猫がどう感じているかは、そのときの猫の反応で大体推測ができます。例えば、逃げたり威嚇してきたりする場合は、不快や恐怖を感じているのでしょう。逆に何の反応もない場合は、とくに気にしていないはずです。
前者の場合は、しばらくかまわないでいるのが無難。人のほうから近づいたり声をかけたりするのは、かえって不快や恐怖を増長することもあるので、猫が落ち着くのを待ちましょう。なお、後者の猫に対しても特別な対応はせず、いつもの接し方をするようにしてください」(椎木先生)
続きを読む
ごめんねエピソード(2)クローゼットに閉じ込めてしまった

引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「(2匹の猫と暮らしていて)1匹いないことに気付き捜索していたところ、もう1匹がクローゼットの前に座り、心配そうな顔で扉を見つめていました。私が慌てて扉を開けると、捜索中の愛猫がクローゼットの中から飛びでてきたのです。
どうやら30分前、クローゼットから荷物を取り出したときに、隙を見て入った模様。『ここにいたのーごめん!』と思わず声に出して謝りました」(宮城県・Eさん)
続きを読む
【対処法】猫を刺激しないように部屋の中へ開放して
「クローゼットの閉じ込めは熱中症の危険も。猫のいる家庭ではありがちなトラブルですが、くれぐれも扉の開閉時は、猫の閉じ込めが起こらないように注意しましょう。こういったケースでは、猫が不安や警戒心を強めているもの。猫を部屋に戻す際は、扉を静かに開閉し、猫が自分のペースで行動するのを見守りましょう。猫が落ち着いたら、ケガなどがないか改めて確認を」(椎木先生)
なお、ベランダへの締め出しも、猫のいる家庭ではよくあるトラブルのひとつ。このトラブルでも、クローゼットの閉じ込め時と同様の方法で対処しますが、脱走や事故、行方不明の危険があるので、あらかじめ猫が外に出られないように柵を設けるなど、細心の注意を払うことが大切です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
続きを読む
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師 ペット問題行動クリニックBLISS)
参考/「ねこのきもち」2026年4月号『踏んじゃった 大きな音出しちゃった うっかりハプニング、みんなの謝り方・対処法は? ネコよ、ごめんね…!』
文/長谷部サチ
※構成上、この特集では猫を擬人化する表現を用いています。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
記事一覧に戻る