トライアルとは、おもに保護猫の正式譲渡を受ける前に猫と一緒に暮らしてみること。一定期間をかけて様子を見ながら、猫が幸せに暮らしていけるかどうかを確認します。
今回は、保護猫の迎え入れを検討している人がトライアルの前に確認・準備しておきたいことを、保護猫の預かりボランティア活動をしている井上知さんに解説していただきます。
譲渡条件を満たしていることを確認する

引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
譲渡条件は、それまで大切に猫のお世話をしてきた保護主さんが「譲渡後も猫が安全で幸せに暮らせるように」と考えて設けたもの。保護主さんには、個人のほか、ボランティア団体や猫カフェなどが該当します。
ときに「厳しい」と感じるケースもあるかもしれませんが、すべてを満たすことができるかしっかり確認しましょう。
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一般的な譲渡条件の一例
- ペット飼育可の住居に住んでいること
- 家族全員が猫のお迎えに同意していること
- ワクチン接種などの健康管理をしっかり行い、終生飼育を約束できること
- 完全室内飼いをし、脱走防止の対策をすること など
猫の医療歴や健康状態を確認する

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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
動物病院で受けた検査歴や検査結果、病気の有無を知ることは、お迎えしたあとのお世話や費用をイメージするために大切なことです。
トライアルの途中で体調トラブルが発生した場合の判断材料にもなるので、必ず確認をしましょう。先住猫がいる場合は感染症のリスクも配慮する必要があるため、とくに重要です。
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把握しておきたい医療歴など
- ワクチン歴
- ウイルス検査(FIV・FeLV)
- 去勢・避妊手術済みかどうか
- 持病や既往歴
- 推定年齢 など
安全に生活できるよう家の環境を整える
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引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
いざお迎えして困ることがないように、住環境を整えることも大切です。
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脱走防止策をする
トライアル中の猫は、環境の変化により強い緊張状態になりやすいもの。パニックによる脱走リスクも高まるので、油断は禁物です。玄関や窓に柵を設けるなどの脱走防止策を、トライアルを開始する前から徹底しましょう。
危険なものを撤去する
トライアルを始める前に、猫にとって危険なものがないか念入りにチェックしましょう。とくに子猫の場合は、思わぬものを飲み込んだりかじったりするリスクが高いです。先住猫がいる家庭でも改めて見直し、猫に有害なもののほかに、ひも状のものや猫が飲み込める大きさのものなども片付けましょう。
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生活必需品をそろえる
猫の暮らしに必要なものは、トライアルを始める前にそろえておきましょう。先住猫がいる場合は、猫同士のお見合いを慎重に行うためにケージは必ず用意してください。なお、トライアル先で猫が安心できるよう、猫自身のニオイがついた布やトイレ砂などは、保護主さんが持ってきてくれることも。保護主さんとも相談しながら、準備を進めるといいでしょう。
トライアルは、「問題がなければ猫をお迎えする」前提として行うもの。確認や準備不足で猫に負担をかけることがないように、万全の態勢を整えましょう。
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お話を伺った先生/井上知さん(出張いえねこ写真家)
参考/「ねこのきもち」2026年6月号『迎える前の、お見合い期間。保護猫の「トライアル」について知っておきたいこと』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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