保護猫のトライアルは迎え入れを前提として行うもの。そのため、トライアル期間中は猫が大丈夫かどうかをきめ細やかに観察することが大切です。
今回は、トライアル期間中に確認・注意したいことを、保護猫の預かりボランティア活動をしている井上知さんに解説していただきます。
トライアルでお迎えした猫の様子を観察する

引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
トライアル期間中は、猫が体調を崩していないかどうか注意深く観察しましょう。とくに、食欲や排せつは健康状態のバロメーターです。
お迎えした直後は極度の緊張状態からしばらく食べなかったり、排せつの失敗が続いたりすることがありますが、保護主さんと密に連絡を取りながら、状況に応じたお世話をしていきましょう。
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注意して観察したいポイント
- フードを食べているか
- 水を飲んでいるか
- おう吐がないか
- 排せつをしているか/排せつ物に異変はないか
- 元気はあるか など
先住猫がいる場合は相性を見る

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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
先住猫がいる家庭で気になるのが猫同士の相性。トライアル中の猫はもちろんのこと、先住猫の体調に異変が出ていないかどうかも慎重に観察を。
“先住猫ファースト”を心がけて、先住猫に負担やストレスがかからないように意識して接しましょう。
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先住猫と対面するステップ
先住猫と対面させる場合は、次のステップで進めるといいでしょう。
1.まずは別室で隔離する
お迎えしていきなり対面させるのはNGです。最低でも3日程度は、完全に別室で過ごさせましょう。扉は常に閉めておき、どちらかの食欲が落ちたり、先住猫が部屋の前でうなったりしていないか観察を。
2.ニオイを交換する
ほかの部屋に猫がいる状態になれてきたら、対面する前に、まずはお互いのニオイを認識させましょう。猫の体をふいたタオルや使用済みの猫ベッド、毛布をお互いの部屋に置くなどして、ニオイの交換をしてください。
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3.ケージ越しに対面をする
トライアル中の猫をケージに入れた状態で、先住猫が近づけるようにしてみましょう。対面時間は数分程度から始め、猫の様子を見ながら会わせる頻度を増やしたり、時間を長くしたりします。どちらも威嚇せずに落ち着いて過ごせるようなら、次のステップへ。
4.短時間同室で過ごさせる
トライアル中の猫がケージから出られる状態にして、直接先住猫と触れ合わせてみましょう。短時間から始め、同室で過ごしているときは、必ずそばで見守るようにしてください。
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5.一緒に過ごす時間を延ばしてみる
これまでの過程に問題がなければ、少しずつ時間を延ばして自由にさせてみましょう。ただし、猫同士の関係性が問題なくても、留守番時は当分の間別室で過ごさせてください。
気がかりがある場合は保護主さんに相談する

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トライアル期間中は保護主さんと密に連絡を取り合いますが、下記のような異変があるときはすぐに連絡を。受診の必要性を含めて、保護主さんに相談してください。
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すぐに相談したほうがいいトラブルの例
- まったく食べない
- 下痢や血便・血尿
- ぐったりしている など
このほか、脱走やケガといったトラブルが起きた場合も、自分だけで解決しようとせず保護主さんに伝えるようにしましょう。
何が起きるか予想できない猫のトライアル。その猫が将来幸せに過ごしていくためにも、保護主さんと相談しながら進めていくことが大切です。
お話を伺った先生/井上知さん(出張いえねこ写真家)
参考/「ねこのきもち」2026年6月号『迎える前の、お見合い期間。保護猫の「トライアル」について知っておきたいこと』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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