成猫になっても子猫のように“甘える”行動を見せる、現代の飼い猫たち。これは人と暮らすようになり、お世話をしてくれる飼い主さんを母猫のように思っているためです。
そんな猫の甘え方には、わかりやすいものから、さりげないものまでさまざま。そこで今回は、もっともわかりやすい「くっついて安心するタイプ」の甘え方を取り上げ、ベストな対応を愛玩動物看護師の小野寺温先生に伺います。
飼い主さんに体をピトッ!「くっついて安心するタイプ」の猫の甘え方とベストな応え方
くっついて安心するタイプの甘え方(1)スリスリする
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
スリスリは、猫の顔まわりや体側に分布している分泌腺から出るニオイをつける行動。飼い主さんに甘えるようにこすりつけるのは、「私たち仲よしだよね」と確認する気持ちのあらわれだと考えられます。また、このときになでてもらえた、おやつをもらえたなどのよい経験をすると、おねだりの意味でスリスリをするようになることも。
頭突きをするのもスリスリの延長
頭突きをするように額をゴッチンとぶつけてくるのは、スリスリの延長上の行動。とくに、身近に感じている相手に強めのアピールをするときによく見られます。子猫が母猫の体の下に潜り込むときのような気持ちに近いのかもしれません。
くっついて安心するタイプの甘え方(1)にはこうして応えて!
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
スリスリや頭突きは、「身近な相手に自分のニオイをつけて安心したい」という本能(=マーキング)から派生しているので、できれば気がすむまでやらせてあげてください。
とはいえ、対応が難しいときは“ゴメンね”とスルーしてもOK。余裕のあるときにしっかり応えてあげましょう。
くっついて安心するタイプの甘え方(2)体の上にのる
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんの上にのることで温もり、やわらかさ、ニオイを感じて安心でき、子猫が母猫に甘えるような気持ちになれるのでしょう。体をくっつけるだけでなく“体の上にのる”のは、「ここは私のもの!」と、飼い主さんを独占したい気持ちが含まれている場合も多いようです。
体をくっつけるのも甘え行動
そばに来て体をくっつけるのも、安心感を得るための甘え行動。母猫と子猫や、仲よしの猫同士で“猫団子”になるのと同じように、信頼している飼い主さんの温もりややわらかさ、ニオイを感じて安心しているのですね。同居している家族のなかで、特定の人にだけすることもあります。
くっついて安心するタイプの甘え方(2)にはこうして応えて!
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「このままでいてほしい」と飼い主さんが思うなら、なるべくジッとしているのがベスト。猫は「自分の願いどおりになった」という成功体験を積むほど、その行動をよくするようになります。
とはいえ、忙しければ立ち上がって用事を優先してもOK。猫は「今は失敗だった」と次のチャンスをうかがうものなので、「嫌われるかも」と心配する必要はありません。
なお、同じ猫でもそのときの気分や状況によって、いろいろな甘え方をします。「うちのコはこのタイプの甘え方をすることが多いかも」という傾向は見られると思うので、愛猫がその甘え方をするときの気持ちを理解し、適切に応えてあげたいですね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 愛玩動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2026年7月号『どんな「大好き♡」にも気付いて、応えたい!タイプいろいろ 猫の甘え方』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。