愛猫は、しっかりと水を飲んでくれていますか? 夏場はエアコンで室内が涼しいこともあり、猫があまり水を飲まないことも。積極的に水分を摂らせるためには、給水方法を見直したり、フードから水分を摂らせたりする方法があります。
今回は獣医師の重本仁先生に、猫に水分を摂らせるためにできるためできる工夫を教えていただきました。
ボウルの高さを愛猫の好みに
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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
水飲みボウルの高さは、猫が飲むときに頭が胃より下にならないように設定すると飲みやすいでしょう。首を深く折り曲げずに済むため、関節や食道への負担が少なく、のどの通りがよいので、ストレスを感じることなく水を飲めます。平らなボウルを使う場合は、専用の台や空き箱などを利用して高さを調節するといいでしょう。
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ボウルの形状を変えても
猫は、ひげが食器の縁などに過剰に触れると、脳への刺激が過多になり、慢性的なストレスになることが。こうした「ウィスカー・ストレス(ひげ疲れ)」を感じると、猫は水飲み場を避けたり、食べ残したりするようになります。水やフードのボウルは平らで浅い形状のもの、水ならなみなみと注ぐことでストレスを軽減できるケースも。
水の温度や水質を愛猫の好みに
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猫が好むとされる水の温度は、夏は「常温〜やや冷たい」、冬なら「30℃前後のぬるま湯(人肌程度)」が目安です。それぞれの好みもあるので、愛猫の反応を見ながら、そのときどきにあわせて温度調節を。
また、水質のこだわりにも応えてみて。新鮮な水(水道水)を好む猫が多い一方で、「汲みおいた水道水」「浄水器の水」「一度沸騰させて冷ました水」などを好む猫もいます。複数種類を並べて「利き水」をさせてみると、好みが判明することがありますよ。夏は氷を浮かべると、その動きや光の反射に興味をもって、遊び感覚で水を飲んでくれることも。
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猫に与える水は軟水で
猫に与える水は必ず軟水にしましょう。水道水は軟水なので問題ありません。カルシウムやマグネシウムを多く含む硬水は、尿石症や腎臓病の原因となるため避けてください。
最低でも1日2回は水の交換を
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猫の飲み水は、最低でも1日2回は交換し、つねに「一度も口を付けていない」新鮮な水を用意するのが基本です。食べカスや被毛などで汚れやすいため、フードを与えるときや猫の水を飲むタイミングに合わせて交換しましょう。水飲みボウル自体も、ぬめりを防ぐため、水の交換時に毎回洗うことをおすすめします。
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ウエットフードを活用する
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猫の水分摂取量を増やすには、主食のドライフードをウエットフードに切り替えるのが効果的。慣れない猫もいるので、1日1回だけウエットフードを、あとはドライフードにするなど部分的な切り替えでもOKです。ウエットフードは水分量が約80%と細菌などが繁殖しやすいので、食べ残しは放置しないようにしましょう。
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スープも活用してみて
市販の猫用スープをはじめ、家庭で簡単につくれるスープもおすすめです。鶏のささみや白身魚(煮干しは塩分・ミネラルが多すぎるためNG)を味付けなしでゆで、そのゆで汁を冷まして与えます。もしくは、ゆで汁を製氷皿で凍らせておき、毎日の食事に1個トッピングしたり、おやつとしても与えてもいいでしょう。
ドライフードをふやかす
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ドライフードを好む猫は、急にウエットフードに切り替えると食べないことも。そんな場合は、段階的に水分を含ませる方法が有効です。
まずはドライフードをぬるま湯でふやかします。30℃前後のぬるま湯を加えると、香りが立ち、食欲を刺激しながら水分を摂らせることができます。最初は霧吹きを使って「しっとり」と湿らせる程度から始め、徐々に水分量を増やし、「ひたひた」になる程度にふやかしましょう。慣れてきたら、段階的にウエットフードに切り替えることもできますよ。
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愛猫の好みに合った給水方法を見つけ出すことで、よりたくさん水を飲んでくれるようになります。さまざまな方法を試しながら、愛猫にとっての“ベスト”を見つけてくださいね。
お話を伺った先生/重本仁先生(王子ペットクリニック院長)
参考/「ねこのきもち」2026年7月号『夏、気を付けたいのは「暑さ」だけではありません。ねこの冷え過ぎ&隠れ脱水にご用心!』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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