猫が前足でペシペシ・バチーンと叩く「猫パンチ」。猫がものやほかの猫、人などにパンチをお見舞いするシーンはよく目にしますが、じつはこのパンチ、猫はできますが、犬にはできません。
今回は、そんな猫パンチに込められた“ヒミツ”を、哺乳動物学者の今泉忠明先生に解説していただきます。
猫だからできる「猫パンチ」
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引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
犬は前足を“前後”にしか動かせないのに対し、猫は前足を“前後左右”に器用に動かすことができます。これは、猫は木登りをすることで鎖骨が発達したため。猫は狩りの際にも獲物をパンチで仕留めるほか、両前足でつかむ、抱えて蹴るなど、前足を使ったワザを繰り出すようになりました。
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猫パンチは3方向から繰り出せる
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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫のパンチには、大きく分けて3つの種類があります。1つ目は、鳥やネズミなどの小動物を捕まえるときに使う、“上”からのパンチ。2つ目は、大きな相手や猫同士のケンカで使う、“横”からのパンチ。そして3つ目が、水の中の魚をすくい上げるときに使う、“下”からのパンチ。猫はこれら3方向のパンチを、相手やシーンによって上手く使い分けています。
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猫パンチに利き足じゃなくてもできる
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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫にも“利き足”はありますが、猫パンチは左右どちらでもできます。猫が歩くときに最初に踏み出す足を利き足とみなし、一般に左が多いといわれています。猫パンチの際も、利き足が最初に出やすい可能性はありますが、パンチのしやすさについては左右であまり変わらないと考えられています。
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目をつぶって猫パンチするのは目を守っているから
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猫が目をつぶって猫パンチをすることがありますが、これは相手の反撃に備えて目を守っているため。猫同士の本気のケンカや、自分に危害を加えそうな相手と戦う場面では、攻撃すると同時に反撃に備えます。目をつぶって目を守り、顔をなるべく相手から遠ざけるようにして前足を伸ばした体勢でパンチします。
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日常のさまざまなシーンで繰り出される猫パンチ。かわいらしいしぐさである一方で、決してあなどれない強力なパンチには、猫ならでは“ヒミツ”が隠されていることがわかりました。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2025年3月号『弱めにペシペシ、強めにバチーン!いろんな気持ちがこもってる 炸裂 猫パンチ!!』
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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