猫が前足で「ちょいちょい」と触るしぐさは愛らしいもの。猫パンチも前足で対象に触る動作ですが、ちょいちょいには攻撃する意図がなく、やさしい力でゆっくり触ることや、上からだけでなく横向きにも触ることがある点も大きな違いです。
今回はそんな猫のちょいちょいに込められた3つの意味を、哺乳動物学者の今泉忠明先生に解説していただきます。
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【その1】見慣れないものを調べるため
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引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の肉球には神経が集中していて、触ったものの質感や温度などを敏感に感じ取ることができます。顔を近づけてニオイを確認することもありますが、前足を伸ばして触れば対象と距離をとれるので、初めて見るものを警戒しつつ確認する際に、ちょいちょいがよく見られます。
猫は止まっているものを見る視力が高くないため、触覚や嗅覚を活用して、獲物かどうか、安全なものか、触ったらどんな動きをするかなどの情報を得ているのです。
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【その2】狩りのマネをして遊ぶため
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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
動体視力に優れ、すばしっこい小動物の狩りをしてきた猫は、動くものに本能的に反応します。獲物を捕らえられるように、動くおもちゃなどを前足で押さえつけたり、自分でちょいちょいと転がして遊んだりして、擬似的な狩りの体験をします。
ひとつ上で解説した「調べる」ときのちょいちょいと違うのは、対象物がおもしろい動きや音がすることをすでに知っていて、それを楽しむために触っているという点。調べるときより、触り方も激しくなる傾向があります。
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【その3】飼い主さんの気を引くため
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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が人に対してちょいちょいするのは、何か要求があるときや、かまってもらうために気を引こうとしているとき。信頼している飼い主さんに、遊びやゴハンなどの要求に応えてくれることを期待しているのでしょう。
猫のちょいちょいには、必要に応じて声をかける、一緒に遊ぶなどして期待に応えてあげてもOK。「これを触れば飼い主さんが気づいてくれる」と理解している場合は、ものにちょいちょいして間接的にアピールすることもあります。
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改めて愛猫の様子を観察してみると、どんな気持ちでちょいちょいしているのかわかるかもしれませんよ。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2026年8月号『パンチとも、ちょっと違う。猫がちょいちょいする3つの理由って?』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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