愛猫と視線が重なった際、ゆっくりとまぶたを閉じるように目を細める仕草を見せることがありますよね。その穏やかな表情から「ご機嫌なのかな?」と捉える飼い主さんもいるかもしれません。 しかし、この「細目」にはリラックス以外の心理が隠れているケースも少なくありません。
今回は、猫が目を細める心理的な背景や、飼い主さんが表情から読み取るべきサインについて、「ねこのきもち獣医師相談室」の山口みき先生に詳しく解説していただきました。
猫が目を細めて見てくるのは機嫌がいいから?表情に隠れた別の気持ちも
リラックス状態のサインとして目を細めている?
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が心身ともに落ち着き、安心している場面では、トロンと目を細めることがよくあります。 体の力が抜け、ヒゲが自然に垂れている、耳が自然に立っている、眠そうに見えるといった様子があれば、心地よく過ごしている状態に近いでしょう。
飼い主さんを見ながらこの表情をしている場合、そばにいることに安心感をもっているサインとして見られるでしょう。
飼い主さんへの信頼や愛情を伝えるサイン
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飼い主さんを見つめながら目を細めるのは、愛着や親愛の情を伝えるコミュニケーションのひとつとも考えられます。 なでられているときに目を細めたり、目が合ったあとにゆっくりまばたきをしたりするなら、飼い主さんへ甘えや安心感を伝えているのかもしれません。
ただし、飼い主さんが目を大きく見開いてじっと見つめ返すと、猫にとっては圧迫感となり、緊張させてしまう可能性があります。 やわらかい表情で見守り、猫が目をそらしたら無理に視線を追わないようにすると、穏やかなやりとりになりやすいでしょう。
「敵意はないけれど、やめてほしい」というサインの可能性も
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目を細める表情は、必ずしも機嫌のよさだけを表すものではありません。 猫同士の場合、顔を合わせた際に目を細めることで「攻撃するつもりはない」と伝え、トラブルを回避しようとする習性があります。
飼い主さんに対しても、「これ以上は触らないでほしい」「優しく接してほしい」といった、控えめな拒絶の気持ちを細目で伝えている場合があります。
抱っこやお手入れの最中に目を細め、体がこわばる、耳が横に向く、逃げようとする様子があるなら、いったん手を止め猫が嫌がることはしないようにしましょう。
まぶしさや眠さなど、環境による反応も考えられる
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明るい場所や日差しの近くで目を細めている場合は、まぶしさへの反応として自然に目が細くなっていることもあります。 また、眠いときやウトウトしているときにも、まぶたが重くなり、細目のように見えることがあります。
くつろいでいる時間など、場面によってはリラックスに近い反応として受け止められるでしょう。 目だけで判断せず、場所、時間帯、直前にしていた行動をあわせて見ると、猫の気持ちを読み違えにくくなります。
片目だけ細める、涙や目ヤニがあるときは注意
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いつもと違って片目だけを細める、目を開けにくそうにする、赤みや腫れ、涙、目ヤニがある場合は、目の病気やケガが関係していることがあります。
穏やかな細目か、違和感のある細目かを普段の様子と比べ、気になる場合は早めに動物病院を受診しましょう。