いつもはトイレで排泄していた愛猫が、突然別の場所でオシッコやウンチをしていると、驚いてしまいますよね。
猫がトイレ以外で排泄する原因や見直したいポイントなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に伺いました。
トイレの汚れや使いにくさが原因になることがある
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猫は、一度「ここが排泄場所だ」と認識すると、継続して同じ場所を利用する習性を持つ動物です。 そのため、急にトイレ以外で排泄するようになった場合は、まずトイレ環境に不満がないかを見直してみましょう。
掃除が足りていない、砂が少ない、砂が好みでない、サイズが合っていないなどの理由で、猫がトイレに不満を抱くと、別の場所で排泄することがあります。
トイレの衛生状態を常に良好に保つことはもちろん、使用している砂の種類や容器のサイズ、設置場所が愛猫の好みに合致しているか、改めて見直してみるのがよいでしょう。
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置き場所が落ち着かないと、トイレを避ける場合も
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トイレを設置する位置も、猫がスムーズに排泄できるかどうかを左右する重要な要素です。 人の出入りが多い場所や、大きな音がする家電の近く、視線が気になりやすい場所では、落ち着いて排泄しにくい猫もいます。 一度トイレ中に驚いた経験をすると、その場所に近づきにくくなることもあるでしょう。
猫が日常的に活動するエリアの中で、人通りが少なく落ち着ける静かなスペースを選び、安心して排泄に集中できる環境を整えてあげてください。
また、トイレは数か所に置く必要があります。猫のトイレの最低数は猫の頭数プラス1個です。数が足りているかも、あわせて確認しましょう。
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生活環境の変化や慢性的なストレスが「粗相」の引き金に
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引っ越し、模様替え、来客、同居猫との関係の変化などは、猫にとってストレスになる場合があります。 複数の猫と暮らしている場合、ほかの猫がトイレ付近にいるだけで落ち着かず、別の場所で排泄してしまうこともあります。
また、飼い主さんの長時間の留守など、日常の変化が不安につながるケースもあるでしょう。 失敗だけに目を向けるのではなく、粗相が始まった時期に生活環境の変化がなかったか振り返ると、原因に気づきやすくなります。
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オス猫特有の「マーキング」行動の可能性
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トイレ以外での排泄に見える行動の中には、実は「マーキング」という習性が関与しているケースがあります。特にオス猫の場合、本能的に自分のニオイをつけて縄張りを主張しようとするため、壁や家具に向けて尿をかけるような行動をとることがあります。
この場合、通常の排泄とは目的が異なり、自分の存在や縄張りを示す意味をもつこともあるでしょう。 特に多頭飼育環境の未去勢のオス猫に見られやすく、去勢手術により軽減するケースもあります。早めに動物病院に相談しましょう。
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病気が隠れていることも
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粗相の背景に、病気が隠れていることがあります。膀胱炎、慢性腎臓病、糖尿病など多尿・頻尿になりやすい病気や、下痢症状がみられる病気が関わっていることがあります。
食欲や元気、体重の変化、排泄の回数や量、色などを観察し、気になる様子が続く場合は早めに動物病院を受診してくださいね。
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監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
文/ねこのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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