愛猫の名前を呼んだとき、こちらを振り向いたり、耳やしっぽだけを動かしたりすることがありますよね。その様子を見ると、自分の名前をきちんとわかっているのか、それとも声に反応しているだけなのか気になる飼い主さんもいるでかもしれません。
今回は、猫が名前に反応する理由や、反応しないときの受け止め方などについて、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に伺いました。
猫は名前を呼ぶと、自分とわかって振り向く?反応に隠れた認識と気持ち
猫は名前そのものより、音やトーンを聞き分けている場合がある
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は、人と同じように自分の名前を言葉として理解しているというより、聞き慣れた音や声のトーン、呼ばれる場面を手がかりにして反応している場合があります。
名前を呼ばれるとごはんをもらえた、遊んでもらえた、やさしく声をかけられたといった経験が積み重なると、その音に意味を結びつけやすくなるでしょう。
人の言葉を完全に理解しているとは限りませんが、飼い主さんの声や呼びかけを聞き分け、何らかの合図として受け止めている可能性はあります。
振り向く反応は、聞こえているよという返事に近いことも
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名前を呼んだときに猫が振り向くのは、飼い主さんの声に気づき、反応しているサインといえます。 近くに来る、鳴いて返事をする、しっぽを立てるなどの行動が続く場合は、飼い主さんに関心を向けている状態でしょう。
一方で、体を動かさずに耳だけを動かす、しっぽの先だけを振るといった控えめな反応も。 これは無視というより、今は動きたくないけれど聞こえている、という「猫なりの返事」として見られることがあります。
眠いときやくつろいでいるときは反応しないことも
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
名前を呼んでも振り向かない日があると、わかっていないのではと感じることもあるでしょう。 猫は気分や状況によって反応のしかたが変わるため、聞こえていてもあえて動かない場合があります。
眠いとき、くつろいでいるとき、何かに集中しているときは、呼びかけへの反応が小さくなることもあります。 毎回同じ反応を求めるより、耳の向きやしっぽの動き、目線などの小さなサインもあわせて見ると、猫の気持ちを受け止めやすくなります。
呼び方や接し方で、名前への印象が変わることも

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫に名前を覚えてほしいときは、日常の中でやさしい声で呼ぶことが大切です。 呼んだあとに遊ぶ、なでる、ごはんの時間になるなど、猫にとってよい出来事と結びつくと、名前への反応が出やすくなるでしょう。
反対に、叱るときばかり名前を使うと、名前と嫌な経験が結びつき、名前を呼ばれると身構えてしまう場合があります。
大きな声で何度も呼び続けるより、落ち着いた声で短く呼び、反応したら穏やかに応じるほうが、猫にとってわかりやすい接し方です。
急に反応が変わったときは、体調や聞こえ方にも目を向けて

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ふだんは名前を呼ぶと振り向く猫が、急に反応しなくなった場合は、気分だけでなく体調の変化にも注意したいところです。 元気がない、食欲が落ちている、動きが鈍い、触られるのを嫌がるなどの様子が重なるときは、体の不調が関係している可能性もあります。
また、高齢になると反応がゆっくりになったり、呼びかけに気づきにくくなったりすることがあります。 いつもの反応との違いを見て、気になる変化が続く場合は動物病院に相談すると安心です。