猫の「甘噛み」に攻撃の意図はないももの、そのまま放置するのはよくありません。甘噛みされたときの飼い主さんの対応によっては、甘噛みがエスカレートしたり関係が悪化したりするおそれもあります。
そこで今回は獣医師の椎木亜都子先生に、甘噛みへのNG行動を教えていただきました。甘噛みと間違いやすい「愛撫誘発性攻撃行動」についてもご紹介するので、あわせて参考にしてみてくださいね。
その対応、甘噛みを悪化させるかも?猫に噛まれたときのNG行動を解説
NG行動:素早く手を引っ込める
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
甘噛みされた手を素早く引っ込めると、猫の追いかけたい気持ちを刺激してしまいます。「逃げる獲物だ!」と認識され、さらに追いかけたり噛みついたりすることも。痛みがあるときなどは難しいかもしれませんが、素早い動きは極力控えましょう。
NG行動:叱ったり叩いたりする
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
甘噛みをした猫に対して叱ったり叩いたりしても、猫は「噛んだから怒られた」とは理解できません。むしろ飼い主さんへの不信感や恐怖心につながり、信頼関係を損なうおそれもあるので、絶対にやめましょう。
NG行動:大きなリアクション
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
甘噛みをされたときに大声を出したり大きく動いたりすると、猫は遊びやコミュニケーションの一環と受け取ってしまい、ますます噛むようになる可能性も。過剰なリアクションは避け、落ち着いて対処することを心がけましょう。
その噛み、「愛撫誘発性攻撃行動」かも?
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引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫をなでていて、気持ちよさそうにしていると思っていたら、突然ガブッと噛まれた! そんな経験がある飼い主さんもいるのではないでしょうか。
これは「愛撫誘発性攻撃行動」と呼ばれ、なでられる刺激が猫にとって負担になったときに見られる行動です。最初は気持ちよくても、徐々に不快感や興奮が高まり、「もうやめて」と伝えるために噛んだり引っかいたりします。甘噛みが非攻撃的な行動であるのに対し、この噛みは拒否の気持ちを伝えるための攻撃行動。たとえ加減された軽い噛み方でも、その目的や猫の気持ちは甘噛みとは異なります。
噛まれないためにできることとは?
愛撫誘発性攻撃行動を未然に防ぐには、猫のイライラや不快感のサインを見逃さないこと。次のようなサインが見られる前に切り上げたいところですが、遅くともサインが見られたらなでる手をすぐに止めて、猫を自由にさせましょう。
猫のイライラサイン
- しっぽをパタパタ振る
- 耳が横に開いたり後ろに倒れていたりする
- 明るい場所なのに黒目がちになる
- 皮膚がピクピクする
- 体が硬くなる など
愛猫好みのタッチを意識することも大切
愛撫誘発性攻撃行動は、なでる部位や力加減などが猫の好みではなかったり、なでる時間が長すぎたりすることで起こりやすくなります。愛猫はどんなタッチが好きなのか、反応を観察しながらスキンシップをとりましょう。
愛猫の甘噛みをエスカレートさせないためには、適切なリアクションを返すことが大切です。愛猫とのよい関係を維持するためにも、正しい反応の仕方を知っておきましょう。
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師 ペット問題行動クリニックBLISS)
参考/「ねこのきもち」2026年9月号『甘え 遊び タイプで意味が違いました。猫の甘噛みやめさせるべき?』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。