猫が「ニャア」と鳴くのは、多くの場合、飼い主さんに何らかの要求があるときです。ゴハンがほしいのか、それとも遊んでほしいのか……聞き分けが難しいことも。今回は、猫の鳴き声を聞き分けるコツについて、日本女子大学理学部化学生命科学科助教の子安ひかり先生に教えていただきました。
要求の内容によって鳴き声が変わる?
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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の鳴き声にはかなり個体差がありますが、同じ猫においては状況や要求によって鳴き方が変わることがあります。一般的には、要求が強いときほど鳴き声は高く、長く、繰り返しが増え、音量も大きくなる傾向があります。
猫が鳴いたときは、その鳴き声の大きさ・高低・長短・「連続的か単発的か」から、猫の要求がどれくらい強くて、「今、何を欲しているのか」を想像してみましょう。「要求が強いし、この時間帯だと、さてはゴハンかな?」「あまり要求は強くなさそうだけど、甘えたいのかな?」と予想しながら反応すると、答えがわかるかもしれません。
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「語尾」でわかる猫の心理
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猫の鳴き声は、猫の置かれている状況や心理状態によって変化することがわかっています。なかでも顕著に影響が見られるのは、鳴き声のイントネーションです。
ある研究によると、食事の要求やなでられているときなどのポジティブな状況では、猫の鳴き声の持続時間が短く、音が高くなり、語尾が上がる(音程が「上昇するメロディ」になる)傾向に。反対に、動物病院への移動(キャリーケースへ入れられること)やストレスを感じているネガティブな状況では、鳴き声の持続時間が長く、音は低くなり、語尾が下がる(音程が「下降するメロディ」になる)傾向に。また、これに加えて猫の年齢・性別による影響もあり、高齢の猫は鳴き声が低め、メスはオスより鳴き声が高めだったということです。
このように状況に応じて鳴き声やイントネーションを変化させるのは、猫が自身の心理状態を人に伝えるためと考えられています。
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ほとんど鳴かない猫の気持ちを知るには?
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「ボイスレス・キャット」の異名をもつロシアンブルーに限らず、鳴き声が非常に小さく、めったに鳴かない猫もいます。では、こうした猫は要求が少ないのでしょうか?
猫の発声頻度にはかなり個体差があり、性格や経験、飼育環境の影響も大きいようです。飼い主さんが先回りして、猫の要求を満たしているため、鳴く機会が減っているという可能性もあるでしょう。また、猫は鳴き声だけでなく、視線、動線、待ち伏せ、接触といったボディランゲージでも人に働きかけます。そのため、鳴かない猫は「要求がない」というより、鳴く以外の方法でコミュニケーションをとっているといえそうです。注意深く観察しながら愛猫とコミュニケーションをとってみて。
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状況に応じた「ニャア」の意味を識別するのは難しいことですが、愛猫とのコミュニケーションを密にとることで、「これはゴハンの鳴き方だ」「これは『かまって』の鳴き方だ」などとわかるようになるかもしれませんよ。
お話を伺った先生/子安ひかり先生(日本女子大学理学部化学生命科学科助教)
参考/「ねこのきもち」2026年9月号『聞き分けのポイントを知ってわずかな違いも気付けるように!? 猫の鳴き声ニャア こんなにわかっていいのかしら?』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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